良い文章に出会い

2013/07/04(木) すべて

「人はひとりでは生きていけない」   小野田自然熟 小野田寛朗氏

 

私は戦場での三十年間、「生きる」意味を真剣に考えた。戦前、人々は「命を惜しむな」

教えられ、死を覚悟して生きた。

戦後、日本人は「命を惜しまなければいけない」時代になった。

何かを命がけでやることを否定してしまった。

だが、死を意識しないことで、

日本人は「生きる」ことをおろそかにしてしまっていないだろうか。

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