古民家鑑定士
設計の宮脇千紘です。
だんだん寒くなってきましたね。
寒がりなはずの私ですが、今年はなぜか暑がりモードで、未だに扇風機を仕舞っていません。
そして未だに半袖着用です。上に長袖は着ていますが、いつでも脱げます!
昨日、会長・宮本さん・私の三人で、古民家鑑定士の講習と試験を受けに行って参りました。
公式テキストである、こちらの古民家鑑定士の本は、とても分厚いのでなかなか読み応えがあります。
めちゃくちゃ面白いです。よかったらお貸しします。
古民家とは、1950年の建築基準法制定以前の建物を言うそうです。
建築基準法が制定されて、現在の木造在来軸組工法の基準ができました。
在来工法と古民家などの伝統構法。同じ木造ですが全く逆の造りなのです。
現在の在来軸組工法は、筋交いや火打ちと呼ばれる斜め材で地震時に変形を防ぎ、金物で接合部を緊結し、耐力壁などで地震のエネルギーに耐える『剛構造』なのに対し、伝統構法は、地震時に建物が揺れることにより地震のエネルギーを吸収する、免振・制振の中間的な『柔構造』です。
どちらが優れているとは言いませんが、いまだに古い建物が現存しているのも頷けます。
また、樹齢100年のヒノキは、伐採されてから200年後に最も引っ張り強度・圧縮強度が増しているとの研究報告があるそうです。
日本の杉やヒノキは腐朽に対しても強く、ホワイトウッドなどの外材は日本の気候に合っていないようです。
地産地消。日本の木でできた家は長持ちするんですね。
大きな声では言えませんが、ホワイトウッドの集成材を構造材として使っている会社も多いです・・・
弊社では県産材の杉やヒノキで造っているので、同じ木造といえども質が違うのです。

今回とても勉強になったのと、自分たちがやっている家づくりが、後世に残していける品質であるという自信が、より付きました。
ミヤワキでも、古民家と言われているような建物の耐震改修やリフォームのお話を多くいただきます。
どのように改修したら、より長く快適に住んでいただけるのか、安心して住んでいただけるのか、もっともっと勉強していきたいと思います。
果たして試験結果はいかに・・・
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