宮脇 悦夫 自己紹介へ

第1回:なぜ今、私たちは「納屋」に向き合うのか

公開日:2026/03/19(木) 更新日:2026/03/18(水) すべてすべて

こんにちは。宮脇悦夫です。

最近、施主様から立て続けに、ある切実なご相談をいただきました。
「先代が建てた納屋、どうすればいいだろうか?」というお悩みです。

「柱も梁も立派だけれど、今はただのガラクタ置き場。活用方法もわからず、解体費用ばかりが心配…」

さらに、ある施主様からは「この納屋はミヤワキさんの先代(私の父)が建てたもの。だから責任を持って考えてほしい」という言葉をいただきました。

正直、胸が締め付けられました。

昨年末から同じようなご相談が3件。私自身、この現実に真正面から向き合う時が来たと痛感しています。

かつて農機具で溢れていた地域の納屋も、今は営農組合による作業が中心となり、その役割を終えつつあります。

しかし、私はあえて言いたい。

「納屋は、今の住宅にはない可能性を秘めた宝箱である」と。

大きな「家じまい」の前に、まずは「納屋じまい」から前向きに始めてみませんか?

ただの車庫や物置で終わらせるのも、解体して無にしてしまうのも、あまりにももったいない。

再生の道を探さなければ、施主様の先代、そして建物を手がけた我が先祖にも申し訳が立ちません。

150坪の敷地に立つ、80坪の家と納屋。
この風景こそが、私たちの故郷の豊かさそのものです。

この「がっちりとした骨組み」を、どう現代の暮らしに蘇らせるか。
私たちは、その答えを本気で出していきます。

次回は、この納屋をどう再生し、今の暮らしに活かせるのか、具体的なアイデアをお話しします。

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