宮本 伸吾 自己紹介

収納の基本その① 使う場所で出し入れできること

2017/10/23(月) すべて

みなさまの家づくりに役立つ内容を広く紹介しています。

さて、今週は収納のあれこれをご紹介します。
まずは収納の基本第一弾、「使う場所で出し入れできること」です。
収納はあったほうがいいな~と、よく聞くのですが、基本は「効率よくたくさんしまえる
」のではなく「使うときに取り出しやすく、使い終えたらしまいやすい」ということです

収納の場があるに越したことはないのですが、もしかしたら収納ではなく生活空間が広が
る場になる可能性があります。それならぜひ活用したいですよね。
それだけでなく、使う場所と収納する場所がちがうと、収納するのがめんどうになってし
まい、だしっぱなしになりがちです。
たとえばキッチンは調理道具や調味料、食材、食器など使うものが決まっている場所は収
納するモノ・場所はおおよそイメージがつくかと思います。 ではリビングに置くものは
…?お子さんのおもちゃや衣替えの服、掃除道具、筆記用具、雑誌…などなどいつも手元
に置いておきたいものですがそれらを収納するスペースが意外と必要になります。

そういったリビングの収納で大事なことは、モノの住所を定めることと、奥行きを考える
という2点です。
モノの住所を定めるというのは、あそこにはあれを置く、入れる、と決めるということで
す。 出したらまた使うのだからそのへんに、と面倒がって片付けないとあとで「ない」
と探すことになりがちです。そのうえ、そういったものがどんどん増えてなんだか散らか
ってしまいます。位置を定めることですっきりできますよ。

奥行きを考えるというのは、収納の使い勝手さを決めることになります。
適所適材の奥行きがあるので、たとえば押入はふとんがちゃんと入る1畳ほどの大きさが
適していますが、食器入れに1畳あっても、奥のほうにしまったお皿は取りにくくなりま
すよね。こまごまとしたものはあまり大きな空間は合わないようです。
「とりあえず収納スペースがほしい」ではなく、「何をどうしまうための収納スペースが
ほしい」と考えてあると良いです。

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