宮脇 友基 自己紹介へ

東京ステーションホテル

2024/06/06(木) すべて

こんにちは、友基です。

 

先日、ご縁あって東京ステーションホテルのホテル内ツアーに参加してきました。

 

東京ステーションホテルはその名の通り、東京駅の真上にあるホテルです。海外から日本に着任する大使の皆さんは、東京ステーションホテルから馬車(もしくは車)に乗って、目の前にある皇居に向かって天皇陛下に挨拶をするとのこと。そのくらいに各式高いホテルです。

 

高名な小説家の定宿になっていた過去もあり、松本清張氏が「点と線」という小説の執筆のきっかけになったとも聞きました。

 ※この写真は客室廊下に飾ってあったものです。

 

そんなホテルで2つ驚いたことがありました。

 

 

東京駅も空爆を受けて数年間天井に穴が空いていた時期があって、そこから復興したと説明がありました。 ん? と若干の違和感がありました。

 

その場で一緒に説明を聞いていた方がその違和感を言語化してくれました。

「皇居のすぐ近くだぞ。そんなところに爆弾を落としてきたのか…。」

 

我々日本人がどれだけ大変な戦争を経験してきたのかをその一言で改めて感じた瞬間。その瞬間に感じた悔しさはきっと一生忘れないと思います。

 

 

もうひとつ。この写真です。

東京ステーションホテルの最上階、食事ホールで総支配人が我々にお話をしてくださいました。熱い方で、東京ステーションホテルの歴史だけではなく、コロナ禍で大変だった時のこと、反動のように大忙しのいまの状況などをときに声を詰まらせお話くださいました。その中のひとつのお話です。食事ホールの一角に書棚がありました。

 

そこからこの写真を取ってきて私たちに見せてくださいました。「ここに写っている皆さんは高名な政治家や設計士、工事を請け負った会社のお偉いさんではありません。ここで工事を担当くださった現場の方、そしてそのご家族の写真です」

 

感動しました。いつかここに写っている小さなお子さんがこのホテルで食事をしたときに、仕事着で写っているお父さんの姿を見たらどれだけ誇らしい気持ちでしょうか。

 

”施主”である東京ステーションホテルの支配人の方が、無名の現場員とそのご家族にまで敬意を持ってくださっていることに、同じ建設業にいる私にとって感動するお話でした。

 

おまけにもう一枚。

 

マイクを持ってお話くださっているのが総支配人の藤崎氏。

中央でメモを取っているのが、”在り方”を教えてくださっている私の人生の師匠であり、第三の父である上甲晃氏。

師匠の勉強熱心な姿をまさに”目の前”で感じてきました。

 

では、また。

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